弁護士無しで完全勝利!交通事故後ゴネる加害者と弁護士軍団に勝訴した話が凄い

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・厄介な「ゴネ得」について

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停車をしていたら事故をもらってしまった、というときに、その事故を起こした相手が「車は動いていた」という風に主張してくることがあります。
これを「ゴネ得」と言って、相手からしてみればその主張が認められなくてもマイナスにはならず、仮に認めて貰えればラッキーというような非常に厄介なもの。

事故をもらってしまった上にその相手がゴネてきた場合は、自分側の保険は使わずに相手側の保険屋、またはその相手と交渉しなくてはいけなくなります。
こちらは完全な被害者であるにも関わらず、なんともモヤモヤしてしまいますね。

そんな「ゴネる」という行為ですが、交通事故後にゴネた加害者とその弁護士に対して、弁護士なしで勝訴したという話を少しだけ紹介したいと思います。
それを踏まえた上での相手のゴネに対する予防についても見て行きましょう。

・事故の発生と簡単な流れ

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事故が発生したのは雪の日の交差点ということで、相手の車の横腹が雪で滑るようにして被害者側の車に擦り、事故が発生しました。
こういった事故は被害者がしっかりと停車していたということが大事なので、被害者の方は即座に「止まっていましたよね?」と確認を取ったそうです。

この後は警察からの確認や保険屋とのやり取りなどといった決まった流れがあるのですが、保険屋との交渉がひどく、言ったはずのことを言わなかったことにされたりと被害者側にとってどうにも納得のいかない話をまとめられていきます。
これは実際によくあることだそうで、気をつけたいポイントですね。

その後、被害者の方は証拠を探したり訴訟を起こしたり弁護士を雇うことなく一人で戦い続けるのですが、裁判での決着がついたのは事故から丸1年が経とうという頃。
事故証明書の取得や損害賠償請求書の作成、金融庁監督局との通話などなかなか普段では想像さえもしないようなことをこの1年の間にあれこれと行います。

何度もゴネられ時間もたっぷりとかかったわけですが、裁判の結果は勝訴。
被害者の方にとっては「諦めないことが大事である」ということを身にしみて感じた出来事だったのではないでしょうか。

・ゴネる加害者に対する予防

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最初の方でも言いましたが、言葉をすぐになかったことにする質の悪い保険屋もいるようですので、相手の保険屋とのやり取りはしっかりと録音しておくことが大事。
基本としてドライブレコーダーも置いておきたいところですが、暗い時間帯でも鮮明に写すことのできるようなものをチョイスするのがオススメです。

少々値が張っても、国産のドライブレコーダーを購入してください。
安い海外製のものだと天候や時間帯によってはちゃんと撮れずに、結果として意味のないものになってしまいかねません。

また、物損事故に遭った際は警察に必ず物損事故報告書を作成してもらい、できれば事故発生直後にその場で相手には、全額支払うという旨の念書とサインを書いてもらいます。
紙はどんなものでもOKなので、相手が渋ってもできるだけ押しましょう。
示談書のひな形を事前に作って車に置いておく、というのも良いですね。

警察に作成してもらう物損事故報告書に関しては、自分の主張がしっかりと記載されているかどうか、というところをチェックしたいですね。
話を聞くのみで報告書には書かないというような方もいるようなので、不利なことを書かれていないか、自分の発言を書き取ってもらえているか、を確認しましょう。

事故証明書作成の際に、この報告書に書いてあることを書かれたりはしません。
ですが、せめて報告書だけでも自分の発言を不利な発言として書かれていないかチェックするというのは、とても有効なことなんですよ。